2006年6月29日

君は、僕より僕に近い

ささくれ立つ気持ちに、細かい水滴がつく。。。

投稿者 Papan : 23:46 | 子育て | - | -

2006年6月27日

例えば、呟きは真実に近いのに

漕げば漕ぐほど岸から遠ざかる時があるように、
もがけばもがくほど水面が体をとらえる時があるように、
笑えば笑うほど孤独になり、
自分を語れば語るほど誤解を招くこともある。

あぁ、僕? 僕は池で泳いでいるから大丈夫。
ただ、蝉の声を待っている。

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詞の代わり 先日の呟きより

投稿者 Papan : 00:03 | - | - | -

2006年6月18日

Born to Run

昨日のNHK・BS1のBruce Springsteenの
ロンドン、ハマースミス・オデオンでのライブ、よかった。

刹那的な情景が残っていたのが「Born to Run」までだと思っているけど、
(表面的には「River」までだが、どこか社会性臭さが匂ってくる)
説教臭くない青年Bruceは、このときのE Street Bandのサウンドを支配していた
クラレンス・クレモンズのサックスと、
ロイ・ビタンのピアノだけでも十分楽しめるRock and Roll Musicに、
吟遊詩人として、ヴォーカリストとして、
過不足ない絶妙なブレンドでジャイブしている。
バンドをやるってことがこんなに楽しいことなんだって、
会場にいた誰もが思っちゃうんじゃないかな。

できればUSのツアーが見たかったけど、
蒸し暑い夜に、ビール片手に見たら人生が何とかなるさ、って思える奇跡、
そんな気がした。

投稿者 Papan : 19:53 | 音楽 | - | -

2006年6月9日

理性は感情の言い訳でしかない

感情という暴れ馬を押さえつけながら想うことがある。

理性は感情の言い訳でしかない。

とくとくとしゃべり続ける訳知り顔の社会的存在を
引きずりおろして化けの皮をはぎ取れば、
そこには理性という言い訳をしゃべり続けていた
感情の鼓動が聞こえるはずだ。

感情は理性という化粧の仕方に長け、
時として自分の本当の顔を忘れる。
自分の素顔を人に晒すことを拒む。

南風が君をそわそわさせるように、
空を哲学的に見せている梅雨の雲は
陰鬱の理由を理性的に見せようとしている。

投稿者 Papan : 01:30 | 音楽 | - | -

2006年6月6日

見上げる坂道を、影は深く降りてくる

坂の下に立つと時々立ちすくむ。

あの日はメロンを抱え、坂を上った。
帰りは空虚な無力さに押し出されるように坂を下った。

同じ坂に偶然通りかかって、
18年ぶりに通りかかって、
鈍色の太陽に励まされた。

坂の上の病院は今はもうないし、
坂の上から企業城下町を形作っていた会社もない。
坂を賑わしていた関連企業はこぞって後を追い、
坂の上には見慣れない高層マンションが
時代を逆回しにしたような違和感でそびえ立っていた。

あのとき絶望にもあきらめきれなかった僕は、
ちょっとしたことであきらめの言葉を漏らすようになったけど、
あなたの足元にも及ばない僕は「成長すること」を
まだあきらめきれない。

投稿者 Papan : 00:40 | 日常 | - | -

2006年6月4日

サンセット・ヒル

今の家は、残念ながら夕方になると外より一足早く暗くなる。

でも僕は、こどもたちが夕陽が沈むのを感じながら、
一日を終えてゆく家に住みたい。

本来は家の設計では西日を嫌う。
でも僕は、夕陽の差し込む部屋で多くのものを感じてきた。

だから、朝が来たことを感じ、日が暮れるのを感じられる
そんな“贅沢”な家に住みたい。こどもたちを住まわせたい。

怠けてちゃいけない。
その先へ。
約束の地へ。
心臓をわしづかみにして、心腫らして。
日の沈む丘へ。

投稿者 Papan : 19:13 | 子育て | - | -

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