2006年6月18日

Born to Run

昨日のNHK・BS1のBruce Springsteenの
ロンドン、ハマースミス・オデオンでのライブ、よかった。

刹那的な情景が残っていたのが「Born to Run」までだと思っているけど、
(表面的には「River」までだが、どこか社会性臭さが匂ってくる)
説教臭くない青年Bruceは、このときのE Street Bandのサウンドを支配していた
クラレンス・クレモンズのサックスと、
ロイ・ビタンのピアノだけでも十分楽しめるRock and Roll Musicに、
吟遊詩人として、ヴォーカリストとして、
過不足ない絶妙なブレンドでジャイブしている。
バンドをやるってことがこんなに楽しいことなんだって、
会場にいた誰もが思っちゃうんじゃないかな。

できればUSのツアーが見たかったけど、
蒸し暑い夜に、ビール片手に見たら人生が何とかなるさ、って思える奇跡、
そんな気がした。

投稿者 Papan : 19:53 | 音楽 | - | -

2006年6月9日

理性は感情の言い訳でしかない

感情という暴れ馬を押さえつけながら想うことがある。

理性は感情の言い訳でしかない。

とくとくとしゃべり続ける訳知り顔の社会的存在を
引きずりおろして化けの皮をはぎ取れば、
そこには理性という言い訳をしゃべり続けていた
感情の鼓動が聞こえるはずだ。

感情は理性という化粧の仕方に長け、
時として自分の本当の顔を忘れる。
自分の素顔を人に晒すことを拒む。

南風が君をそわそわさせるように、
空を哲学的に見せている梅雨の雲は
陰鬱の理由を理性的に見せようとしている。

投稿者 Papan : 01:30 | 音楽 | - | -

2006年4月26日

the Star Spangled Banner

the Star Spangled Banner=「星条旗」、すなわちアメリカ国歌。
ちなみに「星条旗よ永遠なれ=Stars and Stripes Forever」は行進曲。

このシーズン、アメリカ・プロバスケット、
NBAがプレイオフヒーズンになると、やたらと口ずさむ。

でも歌詞を知らなかったので、覚えようと。
ご多分に漏れず内容は戦争に関するもの。独立戦争の戦場を歌っている。

メジャーキーで音域の広い、起伏に富んだメロディーは、
テンポを落とすことによってフェイクの入れやすい、
フェイクし甲斐のある、ポピュラーミュージックになる。

ソウルやカントリーととても親密な関係にある。
上下にすり足で動いてゆく「君が代」とは対照的だ。
(キーのことは抜かしても、君が代にダイナミックなフェイクを入れたら、
そちらが目立って何の歌だか分からなくなる。。。)

USAチームのスポーツの試合とはいかないまでも、
覚えて、カラオケの場で、アカペラで歌ってみようかな。
アドリブのフェイク入れまくりで。

ただ、ブッシュが引退してからにしたいな。

投稿者 Papan : 00:40 | 音楽 | - | -

2006年2月10日

バンドやりたいな

なんか、このところバンドやりたい病。

すごい単純なロック、ビートルズとかそんなのをコピーしたら楽しいだろうな。
14歳で初めてみんなの前でステージに立ったときのあの気分。
部活の帰りに友達とハモリながら帰ったあの楽しさ。

その後ライブハウスなんかを回っていたころとはまた違う、
誰に見せるより、演奏していることがまず楽しかった純粋さ。

僕は何より、スリーコードの曲が大好きな人間だった。

投稿者 Papan : 00:46 | 音楽 | - | -

2006年1月10日

Rock Spirit

巷に溢れるコンピレーションCDだが、お勧め盤をひとつ。

レコード会社の友人が手がけた「ROCK SPIRIT」という2枚組。

1967年から84年までのロックスピリット溢れる曲が38曲収められていて、なかなかいい感じ。僕らの世代のように懐かしく聴くもよし、COLDPLAYやROOSTERにはまっているような10代や20代のロックファンも楽しめると思うよ。

ちなみに週末の高校の同級生との集まりでは、練習スタジオで即席で演奏したときに、覚えていて演れる曲が結構あって重宝した。

コンピは、今やレコード会社を超えて曲が集められるようになったけど、アーティストによってattitudeが違い、載せられない定番アーティストもいるので、わりとどれも似たり寄ったり。iTunesなどダウンロード型の販売での一曲買いも普及し、そろそろ寿命かもしれないけど、いいものはいいからね。

次はまた一巡して聴く環境が商売になるかもね。←これについてはどこかでまた話そうかな。

投稿者 Papan : 17:56 | 音楽 | - | -

2005年10月4日

ビートルズ

昨日掃除をしていて(←いつまでやってるんだ!!)ビートルズの全トラックを解説した本を見つけた。さっと読み通して、John Lennonがいかに負けず嫌いでいじけた性格か再認識。だからJohnはあんなに(流行にならない)オルタネイティブな曲が書けたんだなって。“弱さ”って重要だよね。

投稿者 Papan : 00:15 | 音楽 | - | -

2005年5月15日

誰がために

先日、知人、いや恩人からメールで便りが届いた。
いつもとは違う職場?のメールから急いで知らせてくれたんだ。

彼女の知り合いで、1歳の子を持つママがふとしたきっかけで僕のCD聴いたところ、とても気に入ってくれて早速購入してくれたという。
彼女に、このママはCDを聴いて「私泣いた」とカミングアウト。また、「ここの歌詞の部分とかほんと分かる!そうなんだよね」と話してくれたそう。
僕は自分のためにこの歌を作ったんだけど、子供への感謝の気持ち、ただ将来どうであろうと、生まれてくれたこと、ただそれだけでもう感謝の気持でいっぱいということを忘れないようにこの歌を録音したのだけれど、自分の記念品で終わらせずにこの歌をCDにして発売したのは、このママさんのため(またもし同じような人がいたらその人も)だったんだ。

この知らせを受けた日は、朝から駐輪場の更新ができなくておじさんともめ、GWの穏やかな気持ちも醒め始め、この数ヶ月のしかかっている不安定な状況を再認識し始めたような日だったので、そんな1日を憂鬱なまま締めくくらずに済んだことにも大感謝。この知らせのおかげで気持ちが柔らかくなった。そう、お日様でたっぷり干した後の布団のような僕の気持ちはフカフカに。

アリガトウ!!

投稿者 Papan : 23:46 | 音楽 | - | -

2005年4月28日

お知らせ

早くも更新が鈍ってしまった今日この頃。
この間いろいろ大変なことも多く、混乱気味でしたが、そのへんはまた追って書く予定。
でもようやく落ち着きを取り戻して気分も上向き。更新も頻繁にせねば。

ここでPapanとしてのお知らせ。(以下、お知らせなので「です、ます調」)
CD「シアワセノカタチ/帰り道」ですが、今度6月に発行される赤ちゃんとママ社の「1・2・3歳」という季刊誌に紹介していただくことになりました。この雑誌は定期購読誌で、この会社の代表的な雑誌で、新生児を持つ母親向けの月刊誌「赤ちゃんとママ」の読者が、「赤ちゃんとママ」を卒業したあとに継続して育児情報を得ることができる雑誌です。市販ではないので本屋さんでは買えませんが、現在7万部発行されています。見本誌が届いたらHPに掲載させてもらおうと思います。皆さん見てくださいね。
P.S.編集部のSさん&皆さん、ありがとうございます!


それにしても、聴いてくれて、紹介してくれる方がいるのはとても嬉しい。顔は見えないけど、なんか頭撫でてもらってる気がしてほんの少しだけどピュアな気持になる。

投稿者 Papan : 02:20 | 音楽 | - | -

2005年3月29日

バラード

久々に音楽の話。
素敵なバラードはたくさんあるけど、もうこれ以上ないと思っているものが2曲。
まずEAGLESの“Desperado”。最近は平井堅までカバーしちゃって、おじさんから10代までみんな知ってる名曲ですね。Linda Ronstadt(EAGLESはバックバンド風だった)のシングルで世に出た時から大好きでした。(…って年齢が。。。でも小学生だったような気が)
もう一曲はPrinceの“Do me, baby”。これはもう、演奏込みですごい曲です。だれかがカバーしていたこともあったけど、本家の足元にも及びませんでした。「ベイビー、して。今までしたことのないようなやり方で。。」って、そのものの歌詞ですが、腰も動けば心も動く、歌の内容を越えてなく切ない熱唱です。Princeには“Nothing compare 2 U”という同じように切ない名曲もありますが、こちらは90年にSinead O'Connorがカバーしてヒットしたので、もう少しポピュラーかも。曲は出て行った母親への想いを歌ったシリアスなもので、日本人もすんなり入っていけるかも知れませんが、やはりPrinceの真骨頂は“Do me, baby”でしょう。

投稿者 Papan : 22:57 | 音楽 | - | -

2005年3月29日

嬉しい広がり

CD発売から2ヶ月弱、何か気が抜けてしまって今は正直何もしていません。
でも、ぼおっとしていても、ささやかながらとても嬉しい便りが入ることもあります。
数日前、CDを買ってくれたmamanの知り合いのところで、うちの長女と同じくらいの女の子が曲を非常に気に入ってくれて、それを見たその子の祖母が「孫がそんなに気に入っているのなら」と、知人の出産祝いに購入してくれたそうです。ほんとうに感謝の一言です。
どちらかというとこの歌は、幼い子を持つ親に向けたものだったのですが、実際はお子さんが気に入ってくれているというお話が多いですね。シンプルなリフレインの構成になっているところがいいのかなあ。
ともあれ、すっかり疲弊している僕の心に、優しい一滴の差し水でした。

P.S.神奈川新聞ニュースもまだ残っているのでよかったら。

投稿者 Papan : 02:06 | 音楽 | - | -

2005年3月8日

I don't like monday

ライブエイドの発案者であり、数々のチャリティ活動で有名なミュージシャンのボブ・ゲルドフ。
その一方でPink Floydの映画「The Wall」で、主役の“ピンク”役を切れた演技で演じたり、奥さんが不倫&相手が自殺する(INXSのリードボーカル、マイケル・ハッチェンス)など、危うい一面も見せています。
そんな彼は1979年、パンク&ニューウェーブ・ムーブメントにのって「The Boomtown Rats」というバンドでデビューしました。そんな彼らの唯一で最大のヒット曲が「I Don't Like Monday」です。
この曲は同年にアメリカで実際に起こった16才の少女による学校でのライフル乱射事件を、アルペジオのピアノとストリングスに乗せて淡々と歌っています。事件では2人の大人が命を失い、9人の生徒が怪我を負いました。当時中学生だった僕は、「だって月曜日が嫌いだったから、その日ごと撃ち殺してやったの。。。」と歌うこの曲に、Sex Pistolsの「アナーキー・イン・ザ・UK」の何倍もこの曲にショックを受けました。
でも当時、あくまでこの歌は海の向こうのものでした。
今、この歌は海の向こうのものではありません。現実に少年が学校で凶行を行い、人が傷つき、命を落とし、校内には監視カメラが設置されています。この間の寝屋川の事件も、少年に直接の濃い動機は見られません。
今、もう一度この曲を聴く。恐ろしいけど、これはもう我々の国の歌かも知れません。

投稿者 Papan : 02:02 | 音楽 | - | -

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